デジタル田園都市国家構想交付金について

デジタル田園都市国家構想推進交付金
（R3年度補正予算）

　国はデジタル田園都市国家構想を掲げ、デジタルの力を活用して、地方の社会課題の解決など地方創生の促進しようとしています。そのための財源として生まれたのが、デジタル田園都市国家構想「推進」交付金です。国の令和3年（2021年）度の補正予算として200億円が計上され、令和3年12月末に成立しました。

　この交付金は、デジタル実装タイプと地方創生テレワークタイプの2種類がありましたが、ここではデジタル実装タイプについて説明していきます。

　デジタル実装タイプは、デジタル化を活用した地域の課題解決や魅力向上に向けて、①デジタル原則とアーキテクチャを遵守し、オープンなデータ連携基盤を活用する、モデルケースとなり得る取組（TYPE2、3）や、②他の地域等で既に確立されている優良モデル・サービスを活用した実装の取組（TYPE1）を行う地方公共団体に対し、その事業の立ち上げに必要なハード／ソフト経費を支援するための交付金と位置付けられています。

（リンク）デジタル田園都市国家構想推進交付金の概要（内閣府・デジタル庁の資料）

　ここで区分されている3つのタイプ、TYPE1、TYPE2、TYPE3とはデジタル庁の資料によるとそれぞれ以下のように整理されています。　

　このうちTYPE1については、令和4年3月18日に、全国の403団体の705の取り組みを対象として122億円の交付決定が行われました。また、TYP2及びTYPE3については、令和4年6月17日に、全国の27団体を対象として49億円の交付決定が行われました。

（リンク）デジタル実装タイプの採択結果（内閣府・デジタル庁の資料）

デジタル田園都市国家構想交付金
（R4年度2次補正予算、R5年度当初予算）

　令和5年度の予算において、国では、従来からの地方創生関連の交付金とあわせ、デジタル田園都市国家構想交付金として再編成しました。

　その中でデジタル実装タイプとして、以下の５つのタイプが位置付けられています。TYPE1とTYPE2、地方創生テレワーク型は前年度と同じような内容で、マイナンバー活用に関するものが追加されています。

（リンク）デジタル田園都市国家構想交付金デジタル実装タイプ制度概要
（内閣府・内閣官房・デジタル庁の資料）

　これらの交付金については、令和5年3月10日に、交付決定が行われました。概要は以下のとおりです。

（リンク）デジタル実装タイプの採択結果（内閣府・デジタル庁の資料）